4月13日 日よう日ふる里散歩 「春の里山、山桜の巻」 報告:大石 章(会員)
雨が今にも降り出しそうな肌寒い天気でしたが、駿河台大学を退職されたばかりの内田康夫先生が講師ということで、勉強熱心な人が15人ほど集まりました。
最初に、サクラに関する先生の手書きイラスト入りの資料が配付され、サクラについて詳しい説明がありました。主なサクラの見分け方や分布、200-300もある園芸種などの話を聞いて、重い頭を抱えて能仁寺山門を出発です。
今日は山桜のお花見がメインということでしたが、先生の専門・鳥も結構出てきて、オオタカ、イカル、シメなども見ることができました。東谷津でオタマジャクシを見てから多峯主山へ向かいます。
山桜は盛りは過ぎていましたが、蜜を吸いに集まるメジロが観察できました。
雨乞いの池での昼食では、先生が師事した日本野鳥の会創設者・中西悟堂のお話しを聞くことができました。現在、最近発見された未発表歌集の出版のお手伝いをしていて、今秋には春秋社から天覧山周辺で読んだ歌も含まれる歌集が出版されるそうです。
多峯主山からは、一年で一番美しい早春の里山の中に点々と咲く山桜が見渡せます。
カスミザクラが咲いていました。ヤマザクラより葉が緑色で、少し花期が遅いのが特徴です。
天覧山谷津の里づくりプロジェクトが進められているホタルの里へ下りると、市民による里山整備で薮が刈られて明るくなり、水辺が整備されたためか、トウキョウサンショウウオの卵がたくさん産卵されています。ニオイタチツボスミレ、クサボケ、ウマノアシガタが土手を彩っています。
ヒメウズも咲き出しました。
内田先生は博識で、1つ聞くと10倍答えが返ってくるような方で、大変勉強になった1日でした。
中西悟堂さんの歌について
最近、遺族(横浜在住)が遺品を整理していて、未発表の歌集の原稿(未完)が見つかった。内田先生に自費出版で出版するよう依頼があり、見ると、水原秋桜子が装丁?をしていたり、有名な人が関与していて、悟堂の著作を出版している春秋社(http://www.shunjusha.co.jp/)に持ち込んだところ、普通に出版(秋の予定)しようということになり、内田先生が整理をしているところだとのこと。
歌には、「多峯主・・・・」「・・・飯能・・」といった青梅に住んでたびたび飯能の友人を訪ねてきた際のものがいくつか含まれていて、実際に雨乞いの池で詠んでいただきました。その写しは浅野代表が保管しています。原稿は悟堂の自筆なので、それを使って句碑を建てたらどうかとの話もありました。
なお、内田先生は、三共製薬にいた時に、日本野鳥の会の創始者・中西悟堂が野鳥の会を財団法人化した際、その事務を命じられたとのこと。
さっそく「やませみ」にその話を原稿に書いてもらいたいとお願いしたところ、快く承諾頂きましたので、ご本人から詳しい経緯が聞けることになりました。
